FXのトレードにおいて、「期待値」がプラスになっていたらOK、マイナスになっていたらNG。というのを良く聞くと思います。それはどういう意味?と思っている方、この記事でスッキリ理解してください。
この記事では、無料メール講座の読者様からのご質問にお答えしています。
読者様からのご質問
エクセルのトレード日誌を毎日使わせていただいております。
その中で「期待値」の項目があると思いますが、
期待値の考え方が分からないので教えて下さい。
私は、「バルサラの破産確率表」を月単位で当てはめて今の自分のトレードは健全かどうか確認しております。
損益比率と勝率が分かればいいと自分の中で考えておりましたが、期待値というものを検索してみると
たくさんでてくるのですが、「プラスになっていればよくてマイナスになっているとその手法は使えない」とか
あります。「期待値」とは字ののままに「期待する値」なのですが、期待値の使い方として
単純に正数になっていればいいのでしょうか?
サンチャゴ様は「期待値」をどのように使われておられますか?
教えて下さい。
お手数をおかけ致しますが、よろしくお願いします。
サンチャゴからの回答
期待値についてお答えしますね。
期待値の意味にはいろんな解釈があるのかもしれませんが、
私にとっての「期待値」の意味は
長期的に見た場合の1トレードあたりの損益
となります。
例えば、以下のような3回のトレード結果があって、そこから期待値を計算するとします。
(実際にはもっとたくさんのトレード結果から期待値を計算しないと意味が無いですが、あくまで例ということで)
+10000
-5000
+7000
の3回のトレードがあったとすると
+12000(全部合計) / 3(トレード回数) = +4000(期待値)
期待値は+4000となります。
この「期待値+4000円」の意味するところは、
「あなたの実力で1回トレードするたびに、勝つか負けるか分からないけれど、その行動には長い目でみると4000円の価値がある」
ということです。
期待値がプラスになっているなら、その手法であなたがトレードすることで、長い目で見ると利益が期待できるということです。
一方、期待値がマイナスになっているなら、その手法であなたがトレードすることで、長い目で見ると損失が出るということです。
以上、私にとっての「期待値」の解説となります。
この考え方で間違っていないと思うのですが、もし違和感があれば、教えてください。
無料メール講座の特典としてつけている「攻めのトレード日誌」の期待値もこの考え方で計算されています。
攻めのトレード日誌では、「引き分け金額設定」により引き分けトレードは計算から除外していますので、ご注意ください。