反転パターンのひとつ123パターン。下ヒゲを含めると安値を切り上げていないからダメなのかな?ということがあります。しかし、下ヒゲの意味を考えると答えは見えてきます。要するに、トラップにかかっているのは誰だ?その人達のストップはどこだ?を考えればいいのです。
この記事では読者様からのご質問にお答えします。
読者様からのご質問
おはようございます(^_^*)
トレンド転換の1・2・3パターンで質問です。
ローソク本体はパターンにはまってるけど、ヒゲまでいれると切り上げてないパターンがあります。
例えば添付ぼキャプチャのようなパターンです。
これは転換パターンで3のあとの押し目で買えるパターンでしょうか?
サンチャゴからの回答
ご質問有難うございます。
123パターンについてのご質問ですね。
パターンについては、あまり厳密に考えなくてもいいと思っています。
この場合だと、下ひげが連発していて、下降トレンド継続を狙う売り手がトラップにかかっているのが見て取れます。
このチャートの左の方では下降トレンドだったのだから、売りを狙っている人が多いと思います。それは正しい選択でもあります。
しかし、下に行くぞ!という動きがことごとく何度も失敗に終わって下ヒゲが連発しているので、いい加減売り手のストレスは限界に達していると思うんですね。
こうなると、血のにおいを嗅ぎ付けたサメかピラニアかライオンがやってきて、売り手のストップを狩りに来るのが自然な流れだと思います。
綺麗な上昇トレンドが始まるかどうかは別として、とりあえずその売り手のストップは狩られるんじゃないかなと考えるのが普通じゃないかなと思います。
もちろん、そこに至る背景状況も大切ですし、レジサポの位置も大切です。
質問にお答えすると、厳密にはヒゲを入れると安値を切り下げてしまったように見えますが、ヒゲだからいいのではないでしょうか。
123パターンがどうだというよりも、この場合なら、売り手がめちゃくちゃストレスを感じていそうだからストップを狩られるんじゃないの?とイヤラシイ目で見れることが大切だと思います。
繰り返しますが、パターンよりも背景状況やトラップに関わるストーリー付けが大切です。
エントリーですが、最初の長いピンバーではリスク幅が広くてエントリーしにくいと思いますが、その後の小さめのピンバーで買いを狙うのは精神的にも楽だと思います。リスクレワード的にも素晴らしいエントリーですね。
ロスカット注文はピンバーの少し下辺りに置き、利食い注文は、ストップが入っていそうな位置~ちょっと上あたりで段階的に指値で利食えばよいです。
背景状況から上昇トレンドへの転換に自信を持っているなら、ポジションの一部を手動トレーリングストップで伸ばします。
トレンド転換に自信がなく、ただ単に売り手のストップが狩られる現象だけを狙っているなら、全部指値で利食ってしまうのがお勧めです。