インターネット上からＦＸや株のデータを取得し、日足/週足/月足のピボットとピボットレンジを一発で計算してくれるツール、即戦力なピボット計算機を作りました。このページでは即戦力なピボット計算機の使い方を解説します。
ピボットって何？
ピボットって何？という方は、ＦＸや株のデイトレードに役立つピボットの基本と使い方を読んでください。一発で理解していただけると思います。
要は、日足のピボットなら、日足の４本値を使って次の日のレジスタンスラインとサポートラインになりそうな数値の候補をいくつか計算するものです。それらのラインを使って、次の日のデイトレードの参考にします。
週足のピボットや月足のピボットもあり、それらはスイングトレードに使われたり、日足のピボットと重なるエリアをマークするのに使います。
大口トレーダーの多くはピボットを使っていると言われていて、私自身も相場を長年みていて、ピボットのラインで反応することが多いと感じています。
とくに、デイトレードをしていると、ピボットでピタッと止められることが結構あるので、アルゴがピボットをベースに組まれているんだろうなと思うことがあります。
日足のピボットと週足のピボットのらいんが重複するエリアは高確率でチャートが反応するので、私は週足んピボットと日足のピボットを引いておくことが多いです。
MT4のインジケーターを使ってピボットのラインを自動的に引くことができるので便利ですが、それ以外のチャートソフトを使っている場合は自分で計算機やエクセルを使って計算することになります。
４本値をどこかで調べて、４つの値段を入力して、計算して…と面倒です。
そこで、いっそのこと、面倒な計算を一発でやってくれるロボットを作ってしまえ、ということで、作りました。
ＦＸや株の４本値をインターネット上から取得してピボットを計算してくれます。
ＦＸなら通貨ペアを選択し、ボタンを押すだけ。
株なら銘柄コードを入力してボタンを押すだけです。
パパッと複数時間軸のピボットとピボットレンジの値が得られます。
日足のピボットだけでなく、週足や月足のピボットも同時に計算してくれるので、けっこう便利ですよ。
日本株のデータはヤフーファイナンスさんから、それ以外ＦＸなどのデータは海外のstooq.comさんから取得しています。
海外の先物や米国株などのピボットも計算できます。
たとえば米国のアップル社のピボットを計算してみましょう。
ラジオボタンで「ＦＸなど」を選択しておき、stooq.comでお目当ての金融商品の独自コードを調べます。
stooq.comで検索窓に「apple」と検索したら、Apple.incが出てきます。
()の中の「AAPL.US」がアップル社のコードになります。
このコードを即戦力なピボット計算機に入力してボタンを押せばアップル社（米）の４本値を取得してピボットを計算します。
海外の株やＦＸのデータを取得する時は、ツールで「ＦＸなど」を選択しておく必要があります。
「ＦＸなど」を選び、stooq.comでコードを調べれば、世界中のどんな金融商品でもピボットを取得できるはずです。
注意点
注意点もあります。stooq.comやヤフーファイナンスは無料のサービスなので、時々株価を更新していない日があることです。
即戦力なピボット計算機を使って最新のピボットを計算したつもりが、一日前のものだったということもありえます。
また、週足のや月足のデータは、週足や月足が完成したときに生成されるのではなく、週の途中でもサイト上では未完成のデータが生成されています。週足の途中経過のデータですね。
その途中経過の週足データを使ってピボットを計算しても意味が無いので、１つ前の行のデータで計算する必要があります。
ですかから、このソフトでは、最新の２日分のデータ（２行のデータ）対してピボットを計算しています。
計算結果は２行になっているので、その日付を見て、どちらの計算結果を今使うべきなのか判断して使ってください。
何の事だかわからないと思いますが、何度かツールを使っていたら分かっていただけると思います。
ツールの入手方法は？
「本質のチャートトレード」の読者様にプレゼントしてます。
読者様にはダウンロードページへのリンクがメールで届きますので、そちらからこのツールをダウンロードしてください。
インストールの方法
ダウンロードすると圧縮ファイルになっています。おそらくzip「即戦力なピボットツール.zip」というファイル名になっているかと思います。
そして、なんらかの解凍ソフトで圧縮ファイルを解凍することになります。
私はbandizipという無料の解凍ソフトを使っています。
「即戦力なピボットツール.zip」とうファイルは圧縮ファイルというものです。
もともとはフォルダにいくつかの必要なファイルが入ったものなのですが、ファイルサイズが大きいので圧縮してあります。
これを解凍すれば元通りになります。
それには解凍ソフトが必要となります。
ネット上で無料のソフトがありますので
インストールしてください。
等がオススメですので、どちらかをインストールしておいてください。多くの場合、もうＰＣに入っていることが多いと思います。
圧縮ファイル(私のサイトからダウンロードしたzipというファイル）を開こうとすると、「ファイルを開く方法を選択」のウィンドが開きますので、そこで解凍ソフト(bandzip等)を選択すれば解凍が始まります。
ＰＣ環境により、ダブルクリックするだけで解凍が始まる場合や、右クリックして解凍するためのアプリケーションを選択する場合などあると思います。私の環境ではダブルクリックだけで解凍が始まりました。
圧縮ファイルを解凍する方法は各自で調べていただければと思います。
解凍が終了すると、「即戦力なピボットツール」というフォルダができます。その中にあるsetup.exeをダブルクリックしてインストールしていただければインストールが完了です。
今後はピボットを使った相場分析の方法や、トレード手法について解説していければと思っています。
2021年追記：MTFピボットインジケーター（MT4版）
MT4版MTFピボット（複数時間軸ピボット）インジケーターがございます。
MT4を使うと、このページで解説したピボット計算機を使わなくても、自動的にチャートにMTFピボットの水平線を引くことができるので、大きな時間短縮になります。
一瞬で年足ピボット、月足ピボット、週足ピボット、日足ピボットをチャート上に描画してくれます。
MTFピボットインジケーターや、さらにMTFピボットの重複を見つける魚群探知機ツールをもらえる無料企画がおすすめです。
