ローソク足を使ってブレークアウトのエントリーをしたときのロスカット注文の位置についてご質問をいただきました。
ブレークアウトしたレジスタンスラインの少し下にロスカット注文を置く?
それともブレークアウトする時のローソク足の安値に置く?
どちらがよいのでしょうか。
ご質問内容
メール講座いつも楽しく読ませていただき、ありがとうございます。著書3冊も読ませていただき、非常に感銘を受けました。
今回の内容で、素朴な質問なのですが、後編で、レジスタンス1をブレークした際、「ロスカットはブレークアウトする陽線が出始めたポイント」
とのことですが、レジスタンス1の少し下に置いてはいけないのでしょうか?ノイズにやられてロスカットする可能性を考慮するということでしょうか?
●参考記事
ローソク足チャートでブレークアウト!具体的なトレード手法 前編
サンチャゴからの回答
ブレークアウトエントリーにおけるロスカット注文の位置について
お答えします。
・ブレークアウトしたレジスタンスラインのすぐ下に置く
・ブレークアウトしたローソク足の安値に置く
この2つのロスカットの位置ですが
どちらでもOKだと思っています。
一般的にはレジスタンスラインのすぐ下に置くトレーダーの方が多いと思います。
前者を選んだ場合にはロスカットにかかる確率が上がる一方
ロスカットになる時の負ける値幅が狭くて済みます。
一方、後者の場合にはロスカットにかかる確率が低くなる一方
ロスカットになる場合の値幅が大きくなります。
どっちもどっちで、トレードオフの関係にあると思います。
大切なのは、自分が
「ここまで下げたならもうポジションを持っていたくない」
と思う位置にロスカット注文を置くことです。
私の場合は「飛び乗る系」のエントリーは
小さなロットサイズで広いロスカット設定にして
ゆとりを持たせることが多いです。
後編で解説しましたが、
このようなブレークアウトに飛び乗る場合には
かなり背景状況に自信を持っている時なので
出来る限りブレークアウトにチャンスを与えようという考え方です。
その辺りは、ほんとうに人それぞれだと思います。
どんなにロスカット幅にゆとりを与えても、
ロスカットになるときには容赦なくやられます。
自分のなかで納得できるかどうかだと思います。
相場環境の読みが正しければ、どちらにロスカット注文を置いても長期的にはプラスになると思います。
●参考記事
ローソク足チャートでブレークアウト!具体的なトレード手法 前編
ローソク足チャートでブレークアウト!具体的なトレード手法 後編