FXのトレードをしていて、ピンバーなどの売買シグナルはどの時間軸で見るべきか?という疑問を持っているかもしれません。専業トレーダーのサンチャゴがお答えします。
読者様からのご質問
ブログ内で、相場転換の際のピンバーや、含み線を使ったエントリーを拝見し、実践しました。
すると、狙いどおりのタイミングでエントリー出来たので、非常に感謝しております。
質問なのですが、ピンバーなどが出現する時間足はどれを見たらいいでしょうか?(15分、30分、1時間)
先日、ドル円などで大きな動きがあり、レンジ相場での転換をねらいました。
その際に、時間足を15分~1時間などで変更しながら相場を見ていました。
すると、当然ですが、短い足(15分)で転換を示すピンバーが出現し、その値を超えたところでエントリーしました。
→ロスカットさせられました。
気持ちとしては早くエントリーして、利益を多く取りたいと気持ちが焦っていました。
そのあとは、1時間足で見直し、確信できる転換のサインを見てエントリーしたら、うまくいきました。
こういう場合は、どの時間足を見ていたら良かったでしょうか?
よろしくお願いします。
サンチャゴからの回答
>どの時間足でプライスアクションを見ていたら良かったでしょうか?
この問題には、残念ながら正解がありません。
今回は15分のシグナルでロスカットとなり、
1時間では利益になったということでした。
同じような相場環境で、次は15分足ならエントリーできて利益になっていたけれど、
1時間足のシグナルを待っていたがためにエントリーをし損なった
とうことも起こり得ます。
ですから、自分なりのルールを作ってチャートを見るしか無いのです。
覚えておかなければならないのは、
絶対に今回の動きを取らなければならない、と考えるのは危険だということです。
狙っている価格まで引きつけ、シグナルが出たらエントリーする
出なかったら諦める。ロスカットになったら諦める。
とういうおおらかな気持ちが大切です。
その上で、いくつかアイデアはあると思います。
狙っている価格まで来たら、下位足を見て早いタイミングのシグナルで小さなロットサイズでエントリーしてしまいます。
普段1時間足でトレードしているなら、15分足や5分足などでエントリーするのです。試し玉みたいなものです。
その後、通常の1時間足のシグナルが出たら、リスクレワードやポジションサイズを計算し、残りの足りない分を追加でエントリーします。
どうしても気持ちが焦ってしまう問う場合には、そのような方法もありますので、検討してみて下さい。
ピンバーよりも大切なこと
ピンバーや含み線などは出る時もあれば、出ない時もあります。出ない時はエントリーしないのでしょうか?
それだと、チャンスを逃すことが多くなってしまいますよね。
良い方法があります。
トラップを見極めることができれば、ピンバーや含み線でなくても有利なエントリーができるのです。
トレーダーとしてのレベルが上がってくれば、単独の売買シグナルよりも、もっと深くチャートを見ることができます。