以前ブログで解説していたローソク足のパターン、含み線の条件についてご質問を頂きました。ローソク足のヒゲがどちらに出ているかによって含み線の条件を満たさないことがあります。こちらの記事で回答させていただきます。
読者様からのご質問
含み線の条件について教えてください。
含み線の記事で、含み線の条件とうのがあります。
含み線が含み線であるための条件
・含み線は(少なくとも)一本前のローソク足をすっぽりと含んでいなければならない
(含み線は一本前のローソク足だけでなく、もっと前のローソク足まで含んでいても構わない。というか、むしろそっちの方が良い)
・含み線は周りのローソク足に比べて目立つぐらいに値幅が広くなくてはならない
・思惑とは逆方向に目立つヒゲが出ていないこと(売りの含み線に下ヒゲ、買いの含み線に上ヒゲは見たくない)
のところで
思惑とは逆方向に目立つヒゲが出てないこと
というのは
下記の図でいうと
矢印のある「売りの含み線」で、でいいのでしょうか?
その場合
思惑と逆方向の長いヒゲというと上ヒゲの意味になりますか?
わたしが捉えてしまったのは
「売りの含み線」をみてエントリーをする思惑は「売り」の方面なので
思惑と逆方向には長い上ヒゲがでてしまってる
となってしまって。
説明のほうでは
「売りの含み線に下ヒゲ/買いの含み線に上ヒゲはみたくない」
とあり
また
「売りの含み線なら、含み線の終値がなるべく下の方で終わっている方が望ましい」
「買いの含み線なら、含み線の終値がなるべく上で終わっていることが望ましい」
とあったので
図からいうと
山の部分で現れて、上ヒゲは売り圧力が強い形となってるので
説明のほうは理解できてると思ってるんですが
条件の最後のところで引っかかってしまって…
ケースによっては違うのかもしれませんが
長いヒゲが出てる側の逆方向へ向かう傾向というような感じで
自分的には注意してたのですが
まだ勉強を始めたばかりで
自分の知識も浅い上、理解力も自信がなくて(自分の説明・文章力もですが)
お手数をおかけしますが
お時間が出来た時がありましたら
教えていただけたらと思いまして
メールさせていただきました。
よろしくお願いします。
サンチャゴからの回答
含み線の条件の説明が分かりにくかったようで、申し訳ございません。
含み線の条件の3つめ
「思惑とは逆方向に目立つヒゲが出ていないこと」
といのは、売りの含み線の場合なら含み線のローソク足自体に下ひげが出ていないこと
という意味でした。
売りの含み線に上髭が出ているのは大歓迎です。上髭が長い場合には更に強い売りシグナルであるフクピンバーになります。
「思惑とは逆方向に目立つヒゲが出ていないこと」を図で解説しますと…
売りの含み線で、こういうのはダメだということです。
(この画像は下ひげを自分で描いて付け足したものです。実際の値動きではありません)
売りの含み線の条件を満たしていそうに見えますが、長めの下ヒゲが出ています。
長い下ひげが出ているということは、下値が拒絶されたということなので、売りエントリーが不利になります。
ちなみにいい感じの含み線はこんな感じで、下ヒゲが付いていないものです。
これは他のローソク足シグナルでも同じことです。
これから売りを狙おうとしているときに、長い下ヒゲのローソク足があってはいけないのです。
良い質問をいただき、ありがとうございました。