FXのデイトレードやスキャルピングをしていて、ライン際の逆張りでストップ狩りに遭ってしまうことが多いと思います。その解決策として、エントリーの精度をあげることはもちろん大切ですが、ポジション管理によってもずいぶん変わってきます。
この記事では、読者様からのご質問にサンチャゴがお答えします。
読者様からのご質問
サンチャゴ様へ
はじめてメールさせていただきます
○○と申します
以前電子書籍を購入させていただいたものです
たいへんわかりやすく勉強になりました
おかげ様でFXをひねくれた目でみれる様になりました
ありがとうございました
教えていただきたいのですが
現在ライン際イップスにかかっております。
簡単にいうとトレンドライン、サポレジライン際でのストップを刈る
動きを警戒しすぎてちぐはぐなトレードになっております
よく「ラインをブレイク後一旦戻りが入り、ラインでサポートされ
たのを確認し、再度上昇(下降)しはじめたところでエントリー・・
なんて書いてますが なかなかどうして・・ 実戦では複雑な値動きを
してくれます
ライン際で刈られるのをみこしてストップを遠めにおくと、素直にブレイク
して従来の損以上をこうむったり、浅くすると刈られた後ビューと反転した
り・・
刈られた後、反転したと思いきや、入り直したら、結局もう一度刈りに来て(戻ってきて) ひとつぶで
2度やられるパターン 等々
また、エントリー時は一応短時間足に落とし、ストーリーを考えながら入っ
てますが そのエントリーが、攻防の決着が付いたという自信のないまま
「だろう」で入ってます
「待ち」もありだとおもいますが あまり待ちすぎると乗り遅れストップが
深くなる、次のターゲット(ライン付近)までほとんど値幅なし 見送り
なんてこともあり ライン際でのエントリー基準のルール化(判断の補強材料)
を模索しております ライン際でもう決着がついた基準の様なもの・・
無償で教えていただけるとは思いませんが何かヒントでも
教えていただけますと幸いです 宜しくおねがいします
サンチャゴからの回答
電子書籍をお読みいただいたのですね。
ありがとうございます。
さて、ご質問の件ですが、私の意見を述べます。
>ライン際でのエントリー基準のルール化(判断の補強材料)は?
補強材料ですが、この半年ほどの研究で、かなり画期的な方法が分かってきたのですが
このメールでは説明しきれないのと、まだ解説するほどまでに体系化できていないので
今日はポジション管理での解決方法について述べます。
ポジション管理でもかなりいろんなことができます。
少しでも利益が残るようにする方法
最初の半分をリスクレワード比1:1~2:1程度で利食ってしまい
そこから、残りの半分で伸ばせたらラッキーという感じで放置します。
2回に1回はロスカットになりますが、長期的にみると良い戦略です。
ストップ狩りに遭うのを覚悟し、それでも少しだけ利益が残るようにする方法です。
半分ポジションで取った利益を吐き出しても残り半分が生還できる可能性に賭ける方法
もう一つは、1回目の利食いの後、そこで利食えた分、残りのロスカットの位置を
遠くする方法です。
たとえば、最初の半分で10000円の利食いが出来たら
残りのポジションが-10000円になる位置にロスカット位置を遠ざけます。
トータルでプラマイ0になる位置にロスカット位置を遠ざけていくのです。
そうすることで、再度ストップ狩りが行われても、それに引っかかりにくくなり
最終的に一部のポジションを利食いポイントまで生還させる可能性が上がります。
このように、ポジション管理にもいろんな方法があります。
一般的なポジション管理よりも、人のやっていない方法でやる方が良いのではないかと思っています。
大口は「このあたりにストップが入っているだろうな」というポイントを突いてきます。
それに引っかからないようにするにはどうすべきなのか?
単純にエントリー時点でストップを広くするということでは芸がありません。
半分利食っておいて、ストップ狩りにあっても少しは利益が残るようにするか
半分利食った分、ストップを遠ざけていってストップにかかりにくくするか
どっちかですね。
いろいろとやってみてください。
アイデア次第です。