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ホーム » FX初心者 » 買いの逆指値注文を出す時はスプレッドを上乗せする

買いの逆指値注文を出す時はスプレッドを上乗せする

By サンチャゴ | 更新日 2014年10月15日

FXをトレードする場合、

あるローソク足の高値を超えたら買いエントリー
ローソク足の安値を下回ったら売りエントリー

という方法でエントリーすることが多くなります。
プライスアクション手法でトレードする場合には特に多いです。

これは逆指値エントリーや、ブレークアウトエントリーと言います。

このような方法でエントリーする際、1つ気を付けなければならないことがあります。
それは、買いエントリーをするときにはスプレッドを考慮して逆指値の注文を入れる必要があるということです。

「スプレッドを考慮する」ってどういうこと?と思いますよね。
一つ一つゆっくりと解説します。

まずは予備知識を3つほど学んでいただきます。

目次

  • 「スプレッドを考慮してエントリーする」を理解するための予備知識3つ
    • BidとAskとスプレッド
    • ほとんどのチャートはBidの値段で描かれる
    • 逆指値注文とはなんだ?
  • 逆指値で買うときにスプレッドを考慮すべき理由
  • ピッタリの値段ではなく確実に超えてからエントリーする
  • まとめ

「スプレッドを考慮してエントリーする」を理解するための予備知識3つ

BidとAskとスプレッド

以前、FXのレートにはBidとAskがあると解説しました。
Bid(ビッド)はあなたが今すぐ売れる価格。
Ask(アスク)はあなたが今すぐ買える価格。

BidとAskの差をスプレッドといいます。
スプレッドは業者によっても違うし、通貨ペアによっても違います。

スプレッド

ここまでオーケーですか?

ほとんどのチャートはBidの値段で描かれる

ほとんどの業者のチャートはBidの価格で描画されています。
Bid(ビッド)とはあなたが今すぐ売れる価格でしたね。

分かりやすいようにスプレッドの広い南アフリカランド/円のチャートで解説します。
南アフリカランド/円のスプレッドは1.4銭です。

GMO南アフリカランド円チャート

チャートはBidの価格で描画されますから、チャートの今の価格は9.669となります。
この時のAskの価格は9.683です。赤文字で表示されている価格です。チャートの今の価格(青文字)から1.4銭のスプレッドの分だけ上です。

GMOクリック証券のチャートは分かりやすくて、Askとビッド両方の価格を示してくれています。
今成り行きで買うと9.683で約定する(赤)
今成り行きで売ると9.669で約定する(青)
ということがひと目でわかります。

FXのチャートというのは、Bid(あなたが今売れる価格)で描画されていて、Ask(あなたが今買える価格)はスプレッドの分だけチャートの今の価格よりも上になるということを理解してください。

逆指値注文とはなんだ?

予備知識としてもう一つ確認しておきたいことは、逆指値注文とはなにか?ということです。

「買いの逆指値注文を100円に入れる」ということは、
「Ask(今買える値段)が100円以上になった瞬間に成り行きで買う」という意味の注文を入れることです。

「売りの逆指値注文を90円に入れる」ということは、
「Bid(今売れる価格)が90円以下になったら成り行きで売る」という意味の注文を入れることです。

これで予備知識の確認は完了です。

逆指値で買うときにスプレッドを考慮すべき理由

このチャートは、先程のチャートにちょっと解説を付け加えたものです。

逆指値で買うときの注意

今の値段は9.669です。
Bidが9.669、Askが9.683です。
スプレッドの幅を黄緑に塗ってあります。

あなたは赤のライン、9.692をブレークアウトしたら成り行きで買いたいと思っているとします。
9.692超えたら成り行きで買いたいのだから、9.692に買いの逆指値注文を入れたくなります。
しかし9.692に逆指値注文を入れるのは間違いです。

なぜならそれではAskが9.692以上になった瞬間に成り行きで買われてしまうからです。
チャートの値段(Bid)が9.692になった時ではなく、Askが9.692になった瞬間に注文が発動するのです。

チャートはまだ9.692になっていないのに、Askが9.692になった瞬間に注文が発動してしまうということです。

ですから、買いの逆指値注文を発注する場合にはスプレッドの幅の分をプラスした数値に発注しないといけません。
この場合だと、9.692 + 1.4銭(スプレッド) ですので、9.706に逆指値の買い注文を出すのが正解です。

逆指値の買い注文を出す場合は、チャート上で読んだレートにスプレッド分を上乗せして発注するようにしてください。

逆に、逆指値の売り注文の場合は、チャートの表示とBid(売れる値段)が一致しているので、スプレッドの幅を考慮する必要はありません。

上の画像の例でいうと、一番下の青のラインに売りの逆指値注文を出す場合は、青ラインのレートそのままの数字に逆指値の売り注文を出せばよいです。

業者によってはチャートの表示をBidからAskに切り替えることができる業者もあります。Ask表示のチャートなら考え方は逆になります。

このあたりのところは、長年やっている人にとっては当たり前のことですが、初心者にとっては「あれ?」と思ってしまうポイントです。ここでしっかり覚えておいてください。

ピッタリの値段ではなく確実に超えてからエントリーする

「ある値段を超えたら成り行きで買う」のが逆指値の買い注文だと解説しました。

「ある値段を超えたら」といっても、何pips越えたらいいのでしょうか?

明確なルールは存在しません。しかし私はこれぐらいを目安にしています。

買いエントリー売りエントリー
日足スプレッド分 + 5pips程度5pips程度
4時間足スプレッド分 + 3pips程度3pips程度
1時間足以下スプレッド分 +  2pips程度2pips程度

まとめ

FXのチャートはBidで描画されている。

FXで買いの逆指値注文を出すときには、チャートの数値にスプレッド分を上乗せして発注するのが正解。

売りの逆指値の場合は、チャートの数値で発注してOK。

逆指値注文は狙っている価格ピッタリに置くのではなく、狙っている価格を余裕を持って超えたところに置く。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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Filed Under: FX初心者 Tagged With: Ask, Bid, FX, エントリー, スプレッド, ブレークアウト, 逆指値注文

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専業投資家。トレード対象はFXと株。スタイルはややゆったり目のスイングトレード。現在トレードのセミオートマ化に取り組んでいます。相場環境の認識と方向性の決定は人間が行い、エントリーシグナルを待つチャート監視にはシステムにさせるのが理想と考えます。

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