マネックス証券のトレードステーション(TradeStation)というツールは、株だけでなくFXの短期トレーダーにとっても必須のツールになりつつあります。理由は、FXのリアルタイムチャートが使えて、ものすごく高性能だとういうことです。設定自由なティックチャートの表示、自由自在な自作インジケータなどを、完全無料で使えます。MT4にはできなかったことが、トレードステーションではできます。この記事では、トレードステーションの良さと、どんな人がトレードステーション使うべきなのかを解説します。
トレードステーションとは何なのか
こちらに記事で、株のデイトレードにマネックス証券のトレードステーションを使い始め、手法がすごく進化したというお話をしました。
実は、私のFX手法も、トレードステーションで進化しつつあります。
トレードステーション(TradeStation)とは、米国で生まれた、株の世界における最高峰のトレードツールです。
トレードステーションは、株の世界におけるMT4といったところですが、MT4よりも高性能な部分も多々あります。
トレードステーションがFXトレーダーに欠かせない理由
今のところトレードステーションでFXを売買することはできませんが、FXの分析に使っても、かなり魅力的なツールです。
何故でしょうか?
いくつかの理由があります。
設定自由なティックチャート
FXのスキャルピングをやる方であれば、ボブバルマン氏の70ティック足チャート手法をご存知ではないでしょうか。
70ティック足とは、1分間に1本のローソク足といった、時間ベースのローソク足ではなく、70回取引が行われたら1本のローソク足が出るという、ティック回数ベースのローソク足です。
ですから、取引回数が多い指標発表直後などは、1分間に何本もローソクが出る一方、取引が散漫な時間帯ではほとんどローソク足が出ません。
このティック足は、特に指標発表直後にスキャルピングをするなら必須のチャート表示方法なのですが、MT4やTradingViewでは表示できません。
どうしても使いたい人は、海外の有料チャートソフトなどを使う必要がありました。
トレードステーションでは、70ティック足でも2000ティック足でも、好きな設定のティックチャートを自由自在に表示できます。しかも完全無料です。
ですから、ボブバルマン氏のスキャルピング手法をやるなら、今はトレードステーションの一択です。
トレードステーションでは、さまざまなチャートを表示できます。
秒足、ティック足、レンジ足、連行足などなど、表示できない種類を探す方が難しいぐらいです。
ここに望みのチャートが無い場合でも、EasyLanguageで自作できるインジケーターを使えば実現できるかもしれません。
自作インジケーターの自由度が高い
トレードステーションではEasyLangguageというプログラミング言語を使って自由自在にインジケーターを自作できます。
トレードステーションのEasyLanguageの凄い点は、
・異なる時間軸のデータを取得してインジケータに使える
・異なる通貨ペアや株のデータをインジケータに使える
・CSVファイルなど外部ファイルの読み込みと書き込みが自由にできる
このあたりのことができるので、アイデアと努力次第で、なんでも自在に作ることができそうです。
標準装備のインジケータが豊富
TradingViewほどではないですが、トレードステーションも無料で使えるインジケーターが豊富です。
ピンバーなど、特定のローソク足に印をつけてくれるインジケーターもあります。
EasyLanguageというプログラミング言語を使えば、自由自在にそんなインジケーターでも自作できるので、これらどんどん増えていくのではないかと思います。
私は今後、マルチタイムフレームピボットと、価格帯別出来高のインジケーターを作り、無料メール講座の読者さんの皆様に配布出来たらと思っています。
作りたかった夢のインジケーターを作れました
私はトレードステーションで、自分のトレードに欠かすことのできない重要なインジケーターを自作しました。
株のスキャルピング向けに作ったのですが、すこし変えることで、FXにもバッチリ機能しています。
どんなインジケーターかとういうと、
大口トレーダーがエントリーしたであろうポイントに水平線を引くインジケータです。
高確率で反応する水平線を、根拠となった出来事が起きた瞬間を起点として、その右側だけに水平線を引いてくれます。
この自作インジケータのおかげで、FXの短期トレードが楽しくなってきました。
このインジケータでは、CSVファイルを読み込める機能や、他の時間軸チャートのデータを自由自在に使える、トレードステーションの機能を使って作りました。
MT4でも、頑張ればよく似たことが実現できるかもしれませんが、株のスキャルピングのために使ったインジケーターをそのままFXに流用することができたので、トレードステーションを使うことにしました。
今後もいろいろ作る予定にしてます。
難易度が高いので時間はかかるとは思いますが、以下のインジケータをトレードステーションで自作したいと思っています。
・価格帯別出来高
・マルチタイムフレームピボット
トレードの合間や土日しか作業できないので、完成時期は未定ですが、完成次第、無料メール講座の皆さんと共有できればと思います。
スキャルピングなどの短期売買なら、株に挑戦してみるというのもあり
よく、株、先物、FX どれが一番難しいですか?
という質問があります。
答えは、
難易度が高い順に
FX > 先物 > 株
となります。
FXが一番難しく、株が一番勝ちやすいです。
あなたがもし、FXのスキャルピングに取り組んでいるなら、株のスキャルピングに転向することを考慮に入れるべきです。
いくつか理由があります。
・株はFXよりもずっとフェアな市場
・出来高情報が見れる
・比較分析ができる
株の方がフェアな市場
株の場合、大口トレーダーも一般投資家も、みんなが東京証券取引所という同じ場所で取引しますので、市場で不正が起きる可能性が極めて低いです。
一方FXの場合は、FX業者が作った市場で取引することになるので、不正が行われる可能性を完全には払しょくできないかなと思います。(大丈夫だとは思いますが)
出来高情報が見れる
株の場合、歩み値情報が見れるので、どこでいつ、どれだけの出来高ができたのかを知ることができます。
これを注意深く見ている一般トレーダーは少ないですから、やればそれだけで優位性を持てます。
比較分析ができる
株には、セクターというグループ分けがあります。
自動車セクター、銀行セクター、小売りセクターなどです。
あるセクターが全体的に強い時、そのセクターの株はしばらく上げる傾向があります。
逆に、全体的に弱いなら、しばらく下げる可能性が高くなります。
こういったセクターごとの分析ができるのは株の強みです。
私は株のスキャルピングをする際、楽天RSSで作ったヒートマップを見ています。
どの銘柄で買いを狙うべきか?どの銘柄で売りを狙うべきか?を判断できます。
また、日経平均と比べて、自分がトレードしている個別株のチャートがどうなのか?
という比較もできます。
こういった比較分析に関しても、多くの一般投資家は面倒くさいのか、やり方を知らないのか、あまり実践していないので、やりさえすれば自分のトレードに優位性を追加できます。
このように株の場合、FXに比べて自分に優位性を追加できる要素が多いです。
ですから、努力して分析する人にとっては、勝つことがFXに比べて容易になります。
株が簡単というわけではなく、株がフェアな市場であることと、努力すればFXよりも優位性を追加できる要素が多いので、勝ちやすいということです。
トレードステーションはどんな人におすすめか?
どんな人がトレードステーションを使うべきか?
・FXのティックチャートを使いたい人
・FXの高度な自作インジケーターを使いたい人
・株にも興味がある人
以上のような方は、マネックス証券のトレードステーションを使ってみてください。
口座開設も、トレードステーションの使用料も無料です。
おまけに、株の売買手数料も最大3か月間無料です。
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