合成ピンバーのエントリー手法を解説します。
合成ピンバーとは何かというと…
1本のローソク足ではなく、2本のローソク足でピンバーと同じ値動きをしたパターンのことです。
合成ピンバーは2本のローソク足から成るプライスアクションパターンです。
ピンバーは1本のローソク足で反転して大きな上ヒゲ/下ヒゲを作るパターンでした。
合成ピンバーは2本のローソク足をかけてなんとかピンバーと同じタイプの値動きをしたものです。
ピンバーも合成ピンバーも、そのパターンが私たちプライスアクションFXトレーダーに伝えているメッセージは全く同じです。
ある価格帯に突入したけれど、その価格帯が拒絶されて反転して戻ってきてしまった
ある価格帯にサポートライン/レジスタンスラインが存在した
ということです。
合成ピンバーに対して求められる条件はピンバーの場合とほとんど同じです。
ピンバーの条件
- ピンバーのヒゲの部分の長さは、少なくとも実体部分の値幅の3倍ぐらいある
- ヒゲの部分が周りのローソク足のから突き出している
1つだけ違うのは、例えば売りの合成ピンバーの場合、2本目のローソク足の終値が1本目のローソク足の実体部分よりも下で終わる必要があるということです。
買いの合成ピンバーなら2本目のローソク足の終値が1本目のローソク足の実体よりも上で終わる必要があります。
仮に合成ピンバーの2本のローソク足を一本のローソク足に合成したとするとピンバーになります。
買いの合成ピンバーなら、仮想のピンバーが陽線でなければならないということです。
1本のローソク足で完結するピンバーの場合、上記ピンバーの条件を満たしている限り、陰線でも陽線でもどちらでもOKでした。
合成ピンバーの場合は、パターンが完成するのに余計に時間がかかったという悪い1面があるので、条件を少しだけ厳しくしているのです。
まとめると、合成ピンバーの条件は以下の通りです。
合成ピンバーの条件(2本のローソク足を合成してできる1本のローソク足を想像する必要があります)
- 合成ピンバーのヒゲの部分の長さは、少なくとも実体部分の値幅の3倍ぐらいある
- 合成ピンバーのヒゲの部分が周りのローソク足のから突き出している
- 売りの合成ピンバーは陰線でなければならない(2本目のローソク足は1本目の実体よりも下でなければならない)
- 買いの合成ピンバーは陽線でなければならない(2本目のローソク足は1本目の実体よりも上でなければならない)
合成ピンバーのロスカット設定はピンバーの場合と全く同じです。
ピンバーのページを参考にしてください。
合成ピンバーはどんな位置でトレードできるか?
これは、ピンバーの場合と全く同じです。
合成ピンバーもピンバーと同じように反転(リバーサル)のシグナルです。
売りの合成ピンバーならスイングハイ(山の頂上)、買いのピンバーならスイングロー(谷の底)と思われる位置でのみ有効です。
合成ピンバーの例を挙げておきます。
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