逆張り向けのプライスアクションシグナルを4つ解説しました。
最高の逆張りシグナルを待ってエントリーすることはとても重要なことです。
しかし、もっと重要なことは、それらのシグナルがどの位置で出たか?ということです。
ピンバーや含み線などのシグナルはたった一本のローソク足にすぎません。
チャートをを見渡してみれば、他にたくさんのローソク足が並んでいます。
それらたくさん並んでいるローソク足を全体として見ることで、プライスアクションのストーリーを思い描くことができます。
そのストーリーを理解することが高確率で勝てるトレード手法のカギとなります。
ピンバーや含み線といったシグナルはエントリー前の最後の確認です。
チャートを読んで自分が思い描いているストーリーが本当に具現化しているのかどうかの確認です。
逆張りのシグナルは逆張りのポイントでのみ有効
初心者トレーダーがよくやる間違いに、
「逆張りシグナルを使って順張りのエントリーをしてしまう」
というのがあります。
逆張りの売りシグナルはスイングハイ(山の頂点)だと思われるエリアで出ないと意味がありません。
逆に、逆張りの買いシグナルはスイングロー(谷の底)だと思われるエリアで出ないと意味がありません。
しかしプライスアクションの基本を理解できていない人は、ピンバーなどのシグナルそのものに気を取られ過ぎてしまいます。
スイングロー(谷底)と思われるエリアで売りのピンバーが出たら、
「売りのピンバーだから売りだ」
なんて言いながら順張りの売りをやってしまうのです。
これはスイングローで売りのピンバーが出た例です。
売りのピンバーは逆張りの売りシグナルですから、スイングハイ(山の頂点)と思える位置で出ないと意味がありません。
この場合はしばらく下げた後にスイングローかもしれないような位置で上ヒゲのピンバーが出ています。
この位置は逆張りで売る位置ではありませんから、このシグナルは無視しないといけません。
次にいい感じのピンバーを見てみましょう。
売りのピンバーはこんな感じでないといけません。
しばらく上昇した後、レジスタンスラインなどの意味のあるエリアで売りのピンバーが出るから意味があるんです。
逆張りシグナルで買うなら、しばらく下がった後。
逆張りシグナルで売りなら、しばらく上げた後。
そんなこと分かってるわ!
と言われそうですね。
でも、FXでなかなか勝てない人はそんな当たり前のことが出来ていなかったりします。
チャートにエントリーした位置を書き込んでみると、「なんでオレはこんな位置でエントリーしたんだ、バカか!?」
ってことはよくあることです。
次に進む → プライスアクションFXトレードの利食いと損切りをトレードプランで解決
プライスアクション講座 もくじ