このページでは、大口トレーダーのエントリーポイントを起点として自動的に水平線を引いてくれる大口約定ラインツールについて解説します。MT4やトレードステーションを使い、FXや株のチャートに自動的に高精度なラインを引くツールです。
大口約定ラインツールの種類
大口約定ラインツールには株・日経225先物向けと、FX向けがあります。
株・日経225先物向けの大口約定ラインツールはマネックス証券のトレードステーションのインジケーターです。
FX向けの大口約定ラインツールはMT4のインジケーターです。
株・日経225先物向け、FX向けともに、過去の大口約定情報をまとめたCSVファイルを読み込んでラインを引く機能と、リアルタイムの歩み値や1分足を分析してリアルタイムで水平線を引く機能があります。
大口約定ラインツールの仕組み
大口約定ラインツールは、株や日経225先物の歩み値情報を使って、チャート上に水平線を引いてくれるインジケーターです。
FXの場合は1分足のティックボリュームを使ってラインを引きます。
とてつもなく大きな約定がでたポイントを起点として水平線を引いてくれるので
どこで大口約定が出たのかが一目瞭然になります。
これにより、リバモアがやっていたこと
つまり、どこで大口約定が出ていたのか?
そして、その後の値動きがどうなったのか?
が一目瞭然になります。
歩み値を観察していなかった銘柄でも
チャートを開いた瞬間に歩み値レベルの詳細な分析を一瞬で行えるのです。
ですから、次々とその時に動いている銘柄を追いかけるような
デイトレードやスキャルピングに大きな威力を発揮します。
FX向けの大口約定ラインツールの仕組み
歩み値を使ってラインを引くということですが、歩み値の無いFXの場合はどうするのか?
という疑問が湧いてい来ると思います。
FXの場合は、1分足のティックボリュームを使ってラインを引きます。
極端に大きなティックボリュームの1分足を起点としてラインを引くのです。
1分足で極端に大きなティックボリュームができたポイントは、その後で節目になることがとても多いです。
ですから、株や先物における歩み値の大口約定と同じように扱うことができると考えています。
実際に使っていただいて、その精度を目の当たりにすれば納得できると思います。
「FXの1分足でティックボリュームが増えたポイントは指標発表の瞬間がほとんどだろ!そんなの機能するわけがない!」
などと最初思う方がいらっしゃいます。
そんな方も、実際に使ってみるとFXの大口約定ラインツールが高精度に節目にラインを引いてくれることに驚かれます。
FX相場の出来高の少なくとも60%、おそらく70%以上はヘッジファンドや投資銀行が走らせているHFTなどのアルゴ取引です。
アルゴの取引でも、何らかのレジサポラインを定義しているはずです。
どうやって定義するでしょうか?
彼らの得意なことと言えば、スーパーコンピューターを使った大量データの分析です。
歩み値の無いFXにおけるビッグデータ(大量データ)というと、それは1分足や秒足といった下位足になるのではないでしょうか。
アラート機能も付いたリアルタイム更新の大口約定ラインツール
大口約定ラインツールには2種類あります。
一つ目は、リアルタイム更新の大口約定ラインツールです。
刻一刻と更新される歩み値データを監視して
大口約定が出たら、リアルタイムでラインを更新します。(FXの場合は1分足を監視)
リアルタイムの大口約定が、過去の大口約定の価格付近で出現した場合にアラートを鳴らすことすらできます。
これはデイトレやスキャルピングで大活躍します。
しかし、このタイプには欠点もあります。
トレードステーションやMT4のリアルタイムデータを使うため、
あまり長期間過去にさかのぼってラインを引くことができないのです。
しかしこの問題は、CSV読み込みタイプを開発することで完璧に克服できました。
東証全銘柄と全通貨ペアの長期間にわたる大口約定CSVデータを蓄積して毎日配布
長期間過去にさかのぼって大口約定ラインを引くために
私はトレードステーションとMT4を使いCSVファイルを読み込んで
水平線を引くインジケーターを開発しました。
どんなCSVファイルを使うのか?
どこで手に入るのか?
無料なのか?
という疑問が湧いてくると思います。
東証全銘柄の2017年10月以降~現在までの大口約定データ及びに
全通貨ペアの2014年以降の大口約定データを収録した
CSVデータファイルを、ほぼ毎日作成しています。
このCSVファイルは、大口約定ライントレード講座のユーザー様だけに
毎日無料でご提供しています。
このCSVファイルをダウンロードしてインジケータに読み込ませ、
過去の大口約定ポイントを起点としてラインを引くことができます。
これにより、過去の大口約定ラインと
リアルタイムに更新される大口約定ラインの両方を見ながら
美味しいトレードチャンスを探すことができます。
先ほど少し触れたアラートについてですが、
このCSVファイルに収録されている長期間の大口約定ライン付近でリアルタイムの大口約定が出た時にアラートが鳴る仕組みとなります。(FXの場合は過去の大口約定ラインにタッチしたらアラート)
他にも考慮すべきポイントはありますが、これは美味しいエントリーチャンスになりえます。
このインジケーターを使うことで、私一人では到底さばききれないほどのトレードチャンスを見つけることができています。
MTFピボットインジとの組み合わせは完璧
私の無料メール講座でお渡ししているMTFピボットと大口約定ラインツールの組み合わせの威力はすごいものがあります。
2種類の水平線のコンバージョン、つまり重なる部分を探すのです。
そういった位置が節目になる確率は異様に高いです。
MTFピボットと大口約定ラインツール、この2つのインジケーターを両方ともチャートに適用しておけば、チャートを開いた瞬間に、節目となりそうなポイントがすぐに全て分かります。
しかも2つのインジは全自動で水平線を引いてくれるので、全くの手間いらずです。