ユーロ円と株価の値動きは密接に関係しているようです。何故でしょうか?
外国人がある国の株を買おうと思うと、まずその国の通貨を手に入れなければなりません。
それを理解すれば、米国株などの株式市場がFXに与える影響は簡単に想像できるとでしょう。
理論的には、米国株が他の国の株に比べてより上昇すれば、ドルが値上がりする(している)ことを予測できます。米国株に投資する投資家がドルを買わなければならないからです。
いつもそうなるわけではありませんが、そうなることが多いのは確かです。
一般的によく知られているのは、ユーロ円(EUR/JPY)と世界中の株式市場の株価が正の相関性にあるといういことです。(同じような値動きをするということ)
日本円に関する記事でも書きましたが、米ドルと日本円は「安全な通貨」として見られています。
世界中の投資家が株価の下落におびえるような状況になれば、世界中の株が売られるので各国の株価が値下がりし、その一方、日本円などの安全な通貨が買われて値上がりします。
そうなるとユーロ円が値下がりします。(円がユーロに対して買われると、ユーロ円は値下がりする)
それとは逆に、世界中がイケイケモードで株を買うぞ!とう雰囲気の時には日本円が売られて世界中の株が買われ、株式市場は値上がりし、日本円が値下がりします。この時、ユーロに対して円が売られるのでユーロ円が値上がりします。
青がユーロ円、赤がS&P500(米国株)、黄色が日経平均です。
おおむね同じような値動きになっているのが分かります。
こちらで最新の比較チャートが見れますので確認してみてください。