私には、投資銀行出身で今でも内部とつながりのある友人がいます。
その方とは時々雑談させてもらっています。
先日その方から聞いた情報について、お話しします。
今の株式市場は上げ続けていますが、今後どうなるか?
という話題でした。
その方が言うには、9月がヤバいそうです。
最大のポイントは、中国だそうです。
中国株は何故か最近調子よく上げています。
長期的な三角持ち合いを上にブレークアウトしてきています。
ファンダメンタル的に、中国は上にブレークアウトしていくような理由があるのでしょうか?
いろいろと調べてみると
中国経済の実態はボロボロだそうです。
中国進出していた中小企業は、我先にと逃げ出しています。
外貨と一緒に逃げ出されると、外貨準備高を維持したい中国はものすごく困ります。
それで預金を引き出させないようにする。といったようなことも起きているようです。
中国に進出していた中小企業のトップが、中国拠点を閉鎖し、従業員には退職金を支払い
残ったお金を引き出して出国しようとしたら、資金を引き出させてもらえない。
日本人からすると、ちょっとあり得ないような最悪の事態ですよね。
報道規制があってあまり報道されていないですが
実情はほんとうに、かなりヤバいようです。
そんな中で、なぜ中国株は調子よく上げているのでしょうか。
それは、この9月に行われる予定の中国共産党大会があるからです。
中国共産党大会は5年に1回開催され、
そこではトップの選出などが行われるそうです。
その大会までの株価維持には、彼らの首がかかっているのでしょう。
現行のトップは、なにがなんでも、それまでは株が下がらないように
市場を操作して支えている
というのが実態ではないでしょうか。
現状、中国では株を売ることができないそうです。
共産党一党支配態勢なので、政府は好き放題にやれるのでしょう。
自分たちの首がかかった一大イベントが終わればどうなるのでしょうか。
もしかすると買い支えを続けるのかもしれませんし、
大暴落に繋がるかもしれません。
ただし、それはあくまでファンダメンタルのこと。
テクニカルで確認できるまでは動けません。
一党支配体制ですから好き勝手出来るので、空売りしたトレーダーを全員ロスカットさせるまで
つり上げてくるかもしれません。
いずれにしても、9月はトレーダーにとっては、面白い月になる予感がします。
あと、ユーロも、ヨーロッパ圏の状況を考えたら、そんなに強くなる理由は無い気がします。
買われすぎている気がします。
しかし、そう思ってユーロを安易に空売りしている人が、全員ロスカットになったところで
ユーロの大暴落が始まったらいいな。と思ってユーロのチャートを日々見ながらトレードしています。
兆候があれば、ユーロの長期的な売りポジションを建てたいと思っています。
しかしそれも、大口トレーダーが売っているという裏付けがあっての話です。
そんなことを思いながらチャートを見ている毎日です。
9月は妻の出産があるので、私は3週間ほどトレードを休まなければなりませんが、きっと面白い月になると思います。
投資銀行出身の男との会話についてのお話でした。