• Skip to primary navigation
  • Skip to content

日本一即戦力なFXブログ

エリオット波動などで大筋のトレンドを読解→プライスアクションEAでセミオートマにトレード。そんなFX手法に興味ある人は読んでください。

  • コース一覧
  • FXとは
    • FX初心者
    • トレードメンタル
    • ファンダメンタル
  • チャート
    • プライスアクション
    • テクニカル分析
  • デイトレード
  • スキャルピング
  • スイングトレード
  • システムトレード
ホーム » FX為替チャート » プライスアクション » プライスアクションFXトレードの利食いと損切りをトレードプランで解決

プライスアクションFXトレードの利食いと損切りをトレードプランで解決

By サンチャゴ | 更新日 2019年12月16日

目次

  • 利食いと損切りを極めろ
  • 利食いと損切のコツ
  • ピンバーで売りエントリーしたあとの1番サポートラインの例
  • エントリーする前にトレードプラン(計画)を立てておく理由
  • トレードプランの書き方
    • トレードプランの例
  • 利食いと損切り まとめ
  • プライスアクション講座 修了おめでとう!

利食いと損切りを極めろ

利食いと損切は、どんな手法でトレードするにしても、とても重要なスキルです。
プライスアクションでFXをトレードする場合でも同じです。

しかしその重要性を十分に理解していない人が多いとおもいます。
多くの人がFXや株、先物のトレードで成功できない一番大きな理由は、そこらへんにあるのかもしれません。

エントリーしてからいい感じで利益が乗っていたのに、相場が急に反転して含み損になってしまう。
そういうことは良くありますよね。

「ありえない!」
と言いたくなりますが、全然ありえなくありません。普通にしょっちゅう起こります。

なにか良い方法はないのでしょうか?

完璧な利食いを損切りなんて決してだれにもできません。
しかし相場で良く起こる事を理解し、それを想定して利食いと損切をすれば、納得のいく仕事をすることはできます。

どんなにFXのトレードが下手な人でもたまたま勝つことは簡単です。
スプレッドや手数料を差し引いて考えると、コイントスをして表が出たら買い、裏が出たら売りをやったら50%の勝率で勝てます。

トレードで勝つということは、相場の方向性を当てることではありません。たまたま勝つことならサルにでもできますから。

しかし長期的に勝つとなると、話は別です。
しっかりとした投資教育を受けてスキルを身に付けたトレーダーだけが長期的に安定して勝つことができます。
相場を理解し、しっかりとした利食いと損切りのスキルを持ち、いつも淡々とやるべきことを繰り返せる人だけが安定して勝てるようになるのです。

含み益になっているトレードが反転して含み損になってしまうのは大抵同じような理由で起こります。
相場はサポートラインやレジスタンスラインで反転することが多いのに、そこで利食いをしなかったからです。

利食いと損切のコツ

FXのトレードで利食いと損切をうまくやる一番のコツは

エントリーをする前にそのトレードの計画を立てておくということです。

「エントリーする前に」というのが重要です。一旦エントリーしてお金がかかってしまうと、人間は理想からかけ離れた意思決定をしてしまうことが多いからです。お金がかかっていないうち、つまりエントリーする前のほうが私たちの頭は冴えているのです。

エントリーする前に全ての計画の詳細を決めておき、エントリーした後はその計画に淡々と従うだけ。
その方が圧倒的に簡単に良いトレードをすることができます。

「今いくら勝っている?負けている?」という心理的な影響を受けてしまうと、ロクなことはありません。
エントリーする前に計画を立て、エントリーした後は決めたプランを淡々と実行する。
それがプロのトレードであり、FX初心者が安定して勝てるようになるコツでもあります。

ところで、トレードのエントリーから利食いと損切りまでの全ての計画のことをトレードプランといいます。

トレードプランで重要になるのは、ポジションサイズを決めることと、エントリー後に相場が反応しそうなラインを見極め、そこでの行動を計画づけることです。

ポジションサイズに関してはまた別の機会に解説するとして、ここでは相場が反応しそうなラインを見極め、そこで何をするか計画を立てておくことについて詳しく解説したいと思います。

エントリーして利益方向に動いたあと最初に相場が反応しそうなラインを私は

1番サポートライン/1番レジスタンスラインと呼びます。

エントリーした後に利食いなどの目標になるラインです。

買いのエントリーならレジスタンスラインが目標になりますし、売りのエントリーならサポートラインが目標になります。

サポートラインやレジスタンスラインは、値動きが横ばいになるか反転してしまう可能性が高いエリアです。

それはかなり重要なラインかもしれませんし、ちょっとしたローソク足のパターンから成るマイナーなラインかもしれません。

その重要度により、取るべき行動を、私の場合は基本的に4択で決めます。

  1. 全ポジションのロスカット注文をブレークイーブン(トントン)の位置に動かす
  2. 半分をブレークイーブンに、そして半分を利食いする
  3. 全ポジションを利食いする
  4. なにもしない

要するに、エントリーした後に相場が反転しそうな根拠のあるラインを見極め、そこで取るべき行動を4択から選び、計画を立てておくということです。
これは4択でないといけないわけではありません。たとえば、「ポジションの1/3を利食いして残りをトントンの位置に」などを追加しても良いでしょう。それはあなたの自由です。

では、そのようなラインはどうやって見極めるのでしょうか?

ピンバーで売りエントリーしたあとの1番サポートラインの例

どうやってラインを見極めるかは、例を見てもらえば一発で理解してもらえるでしょう。
ここまでこのブログを読んでくださっている方には簡単なことです。

ピンバーの1番サポートライン

これのチャートはレジスタンスラインを上に抜けた後にピンバーが出て売りのエントリーを狙う場面です。
このチャートで1番目のサポートラインとなるのは前の高値のラインです。

エントリーする前に、この価格に差し掛かるところでどうするかを4択で選択しておく必要があります。

この場合、エントリーからあまりに近い位置ですし、そもそもこのラインを下回ってくるところで買い方のロスカットが始まると予想してエントリーしているわけなので、「何もしない」の選択肢を選びます。

下のチャートには1番サポートラインだけでなく、2番サポートラインや3番サポートラインを引いてあります。
過去の値動きで、何度もチャートが反応している位置にラインを引くのが基本です。

売りのピンバーの利食い

ポジションを持ったあと、これらのラインに近づいてきた時にどんな行動を取るかをあらかじめ決めておけばよいのです。

1番サポートでは何もしない
2番サポートで半分利食いして残りのポジションのロスカット注文の位置をブレークイーブンにする
3番サポートで残りのポジションを全て利食いしてトレード終了する

このような計画をエントリーする前に決めておくのです。
この場合なら、売りのピンバーが完成しそうならトレードプランを紙に書き出します。そしてピンバーが完成した瞬間にエントリー注文を出します。

特にFX初心者の場合には、計画を書き出してからエントリー注文を出すことが重要となります。

あとはポジションを計画通りに管理するだけです。
感情が付け入る隙を与えてはいけません。

利食いと損切りの計画をあらかじめ決めていないトレーダーは、欲に駆られて利食いをし損なったり、ビビってしまって何の理由も無くすぐに利食いしてしまいがちです。

エントリーする前に計画を立てておく。
このことを肝に銘じておいてください。

エントリーする前にトレードプラン(計画)を立てておく理由

プロのトレーダーとして、あなたの仕事はトレードで安定した利益を上げていくことです。
安定して利益を上げていくうえで最大の敵は、「欲」と「恐怖」です。

この2つの敵はポジション(建玉)を利食いしたり損切したりする時に最も猛威を振るいます。
これらの敵に上手く対処する方法として最も理論的で優れているのは、先程からも言っている通り、

「エントリーする前にトレードプラン(計画)を立てておく」

という方法です。

トレードプランを立てておくというのはどういうことかというと…

ポジションをどのように管理していくかを紙に書いて明確にしておくということです。
頭の中で考えるだけでは、それはトレードプランではありません。

ラインを引き、プライスアクションを読み取り、いい感じのポイントでピンバーなどのエントリーシグナルが出たら、まずはポジションサイズを計算して割り出します。ロスカット幅と自分の資金量から、何ロットエントリーできるのかを計算するのです。ポジションサイズについてはまた後の記事で解説します。

次に、利益方向にどのような障壁(サポートラインやレジスタンスライン)があるのかをチャートで分析し、それぞれのラインでどのような行動を取るのかを決めて書き出します。これがトレードプランです。

このようにエントリーする前にトレードプランを書き出しておく理由、エントリーしてから考えるのではダメだという理由は…

いったんエントリーすると、良い決断ができなくなってしまうからです。

エントリーした後ではなぜ良い決断ができないか?
なぜなら、

まだお金がかかっていないから、頭のなかがクリアである
第3者的な見地で考えることができる

といったところです。

一旦お金の損得がかかってくると、人間の判断は曇ってしまいます。
何がベストな行動なのか?というよりも、自分の感情を優先してしまいます。

エントリーする前にトレードプランを立てていたら、あとはそのプランに沿って行動するだけなので100倍簡単です。

ですからやらない手は無いです。
初心者がFXトレードで一皮剥けれるかどうかは、これをやるかどうかにかかっているといっても過言ではないでしょう。

同じようなことを2回繰り返してしまった感がありますが(笑)
それぐらい重要なポイントなので、必ず徹底するようにしてください。

トレードプランの書き方

トレードプランってどんな感じで書けばいいの?
と思っていることでしょう。

こんな感じのシンプルなもので十分です。

トレードプランの例

通貨ペア:USD/JPY

ロットサイズ:1万通貨

方向:買い

エントリー:102.50

ストップ:101.90

1番ライン:103.0
1番ラインまで上がったら、全てのポジションのストップ注文を同値に上げる。利食いはしない。

2番ライン:105.00
2番ラインで半分を利食いする。それ以降、同値よりも上に新たなスイングローができるたびに、そこにストップ注文を上げる。

3番ライン:107.00
3番ラインで残りのポジションを利食いする。

コメント:
トレンド相場なのでなるべく利益を伸ばすことを考える。

(注意)あくまで単純な例です。

こんな感じのものを、エクセルファイルで作っても良いし、手書きでノートに書いていっても良いです。

トレードプランはできるだけ詳細に書いてください。
一旦エントリーしたら、そこからはトレードプラン通りに行動することがあなたの仕事となります。

トレードを計画し、計画通りにトレードする

という感じです。

いい加減なトレードプランには従いにくいですから、エントリーする前にしっかりとプランを練ることが重要です。

面倒くさいと思うかもしれませんが、そうでもありません。
エクセルでやるのであれば、テンプレートを作っておいて、いくつかの選択肢から選ぶだけにしておけばそんなに時間はかかりません。
慣れたら1分で終わります。

それでも、あまり時間軸の短いトレードではトレードプランを練る時間が足りません。
だからこそ、FX初心者には長めの時間軸のトレードをお勧めしています。

利食いと損切り まとめ

勝ちトレードを経験することは誰にでもできます。サルでもできる。
日々変化する相場で安定して勝っていくには、利食いと損切りのスキルと規律が必要。

利食いと損切を上手くやるコツは、利食いと損切の計画、トレードプランをエントリーする前に作っておくこと。
そしてその計画に淡々と従うこと。

これはできるかどうかではなく、やるかやらないかの問題。
これをやるかどうかがそのトレーダーの本気度を表し、成功できるかどうかを分ける。

プライスアクション講座 修了おめでとう!

プライスアクション講座の基礎編的な内容を全てお読みいただき、ありがとうございます。そして、修了おめでとうございます。
あなたはFXのプライスアクションでトレードするための最低限の知識を身に着けました。

FXで安定的に稼いでいくために次のレベルに進みましょう。

更にレベルアップするには

  • プライスアクションのもっと深い部分まで勉強していくこと
  • MTFピボットや大口約定ラインなど、ヘッジファンドがよく使うツールを導入する
  • セミオートマ(半自動)トレードを導入して精神面や体力面の負担を減らす

といったことが有効です。

プライスアクション講座 もくじ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

このブログはFXや投資のかなり深い内容をお伝えしていますので、一通り読んでいただければ、相当な力がつきます。

ただ記事数がとても多いので、全て読むのは大変かもしれません。

無料メール講座では、「現実的な聖杯」を作るために必要なノウハウや情報をメールで分かりやすく発信しております。

メール講座の読者様は全市場(全通貨ペア)の季節性アノマリーチャートをプレゼントしております。

Filed Under: FX為替チャート, プライスアクション Tagged With: FX, トレードプラン, トレードマネジメント, プライスアクション, 利食いと損切, 計画

関連記事

トレード事例/ドル円/2020年1月17日

プライスアクションを使ったトレード事例(ドル円:2020年1月17日)

実践したトレードの例を解説します。今日はうちのプログラマー兼トレーダーのロボさんのトレードです。USD … [もっと読む...] about プライスアクションを使ったトレード事例(ドル円:2020年1月17日)

FX(スポットFXとCMEのFX先物)における大口約定件数ランキング  2019年版

直近の1週間で大口約定件数が多かった通貨ペアを、MT4のチャートに適用した大口約定ラインツールで分析し … [もっと読む...] about FX(スポットFXとCMEのFX先物)における大口約定件数ランキング  2019年版

MT4向け価格帯別出来高インジケーター

【MT4版】ドラッグ操作で範囲指定できる価格帯別出来高インジケーター 

MT4(メタトレーダー4)向けに、チャート上に表示した2本の垂直線をドラッグして移動することで対象範囲 … [もっと読む...] about 【MT4版】ドラッグ操作で範囲指定できる価格帯別出来高インジケーター 

こんな記事もあります

  • MTFピボットMT4版 複数時間軸ピボットで高精度なラインを引く
  • 大口トレーダーのエントリーポイントに自動的にラインを引く方法
  • FXの比較分析に使う大口約定件数ヒートマップ MT4版

専業投資家。トレード対象はFXと株。スタイルはややゆったり目のスイングトレード。現在トレードのセミオートマ化に取り組んでいます。相場環境の認識と方向性の決定は人間が行い、エントリーシグナルを待つチャート監視にはシステムにさせるのが理想と考えます。

Reader Interactions

Copyright © 2015 日本一即戦力なFXブログ | 免責事項