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ホーム » FX初心者 » トレードの優位性とは?なぜ優位性が必要なのか?

トレードの優位性とは?なぜ優位性が必要なのか?

By サンチャゴ | 更新日 2014年12月26日

目次

  • 優位性とはなんだろう?
  • パチンコ屋さんになったと思え
  • リスクレワード比と勝率
  • 優位性についてまとめ

優位性とはなんだろう?

FXのトレードにおいて優位性を持つことはとても大切なことです。

優位性とは、何度も何度もトレードした結果、勝ちトレードも負けトレードもありますが、最終的にほんの少しだけプラスでいられるということです。

重要なことなのでおぼえておいてください。
優位性とは、数十回を超えるような多くのトレード回数の上に、浮き出てくるものです。

さっきのトレードで勝ったことなど関係ありません。
直近5回のトレードで5連敗していることなど関係ありません。

過去40回のトレードのトータルで勝てていればそれでよいのです。
40回トレードしてトータルで勝てているということは、FX市場においてあなたのトレード手法が優位性を持っていたということだからです。

FXの仕組みを考えると、しっかりとした優位性を持つことが重要だと分かります。
FXのトレードでエントリーするとき、あなたはスプレッドを支払いますから、エントリーした瞬間に1pips程度のマイナスからのスタートとなります。
しっかりとした優位性を持っていないトレーダーは、少なくともスプレッドのぶん負けていってしまいます。

FXをちゃんと勉強した人の多くは優位性を持っています。しかし、優位性についての考え方が間違っているので、ほとんどの人は勝てません。
どういうことかというと…

完璧なエントリーポイントでエントリーすることができ、利食いと損切りも理にかなっているトレーダーがいるとします。

それでも、優位性が浮かび上がってくるまで、自分の手法にチャンスを与えてあげることができなければ、最終的には失敗する可能性が高くなります。

たとえば、60%の勝率がある手法を持っているのに、5連敗しただけでその手法を投げ出してしまうというようなことです。

コイントスを例に挙げればわかりやすいです。
50%の確率で表が出るコイントスですが、5回連続で裏がでることは、ちょいちょいあります。
そんな時、あなたは「このコインおかしいんじゃないか?」とは思いませんよね。
「たまたま裏が5回連続したんだな」ぐらいに思うでしょう。

コイントスを10回やって、必ず表と裏が5回ずつ出るわけではないことは誰でも知っているのです。

でもFXのトレードでお金がかっている状態で5連敗してしまうと、自分の手法を疑ってしまいます。「この手法、ダメなんじゃないか!?」と。

どこで勝ちトレードが出て、どこで負けトレードが出るかはわかりません。
優位性を持つとは、数回トレードして必ず勝っていられるということではありません。
少なくとも数十回トレードした結果として、トータルで勝っていられるということです。
FXのトレードにおいて、短期的に結果がどうなるかなんて誰にもわからないのです。

パチンコ屋さんになったと思え

安定して勝てるFXトレーダーになりたければ、パチンコ屋さんの経営者のような考え方を持ってください。
パチンコ屋さんは一人の客が勝つか負けるかなんて気にしていません。

ある客は15万円勝ち、パチンコ屋さんに15万円の損を与えるかもしれません。
でも他のある客は逆に15万円負けてパチンコ屋さんに15万円の利益をもたらします。

勝つ客も負ける客もいて、一定期間のトータルでは必ずパチンコ屋さんが勝つように仕組んであります。パチンコ屋さんは客に対して優位性を持っているのです。

パチンコ屋さんは一人の客から100万円巻き上げようとはしません。
特定の客が絶対に勝たないように必死になるようなことはしません。

トータルの優位性を信じ、ゆったりと構えて日々営業しています。
安定して勝てるトレーダーもそれと同じようなことです。

FXで安定して勝つコツは
いい時も悪い時も淡々とトレードし、退場にならないことです。
優位性さえあれば、かならずトータルではプラスになってきますから。

リスクレワード比と勝率

よくある誤解に、
「リスクレワード比が2:1や3:1以上でないと勝てるトレード手法にはならない」
というのがあります。しかしこれは間違っています。

リスクレワード2:1というのは、ロスカットの設定が1万円で、うまくいったら2万円の利益が期待できるというようなエントリーのことです。

実は、リスクレワードが0.5:1でも勝てますし、逆にリスクレワードが100:1でも負ける手法になりえます。
それを決めるのは、平均勝率です。

リスクレワード比が低くても、平均勝率が高ければトータルで勝てます。
平均勝率が低い場合は、高いリスクレワード比が必要です。

大抵の場合、高いリスクレワード比を狙うと、平均勝率が低下します。
逆に、リスクレワード比を下げると、平均勝率を上げることができます。
もう少し詳しく説明しましょう。

リスクレワード比と平均勝率はトレードオフの関係にあります。
どちらかを追い求めると、もう片方が低下します。

高いリスクレワード比を狙うということは、何度か連続でロスカットになることを覚悟し、勝つときに大きな利益を上げるということです。
これは人によっては難しいことです。何度も何度もロスカットが続くのを耐え忍ばなければならないからです。

最終的にプラスになるのであれば、連続でロスカットになることは大したことではありません。ただ、そのことに心の準備をしておかなければならないということです。

リスクレワード比を下げて勝率を上げる手法の場合、安定して比較的小さな利益を取っていくということです。資産曲線が安定するので、多くの人にとって精神的に楽な手法となります。
その代り、そのような手法は利食いが早めになりますので、大きな利益を取り逃がすことが多くなります。

さっきも言いましたが、それぞれの手法には必ず良い部分と悪い部分があります。
トレーダーとしてのあなたの仕事は、どちらかを選ぶということです。
大きな利益を狙って度重なるロスカットを耐え忍ぶ手法か、安定して勝てるけれど大きな利益を取り逃がすことが多い手法かを。

リスクレワード比と平均勝率の関係を例を挙げてみてみましょう。

●例1)リスクレワード比が高い場合
20回トレードしたとします。勝率は50%でした。
しかし、そのときのリスクレワード比の平均は2:1だったとします。
一回のトレードのリスクは1万円の設定でトレードしていました。

勝率が50%だったので、勝ちトレードは10回ありました。
リスクレワード比が2:1だったので、一回の勝ちトレードの平均利益は2万円です。勝ちトレードが10回あったのですから、トータルでは20万円の勝ちトレードです。

一方、10回の負けトレードもありました。
リスクは1回あたり1万円だったので、損失は1万円×10回で10万円です。

トータルでは
勝ちトレード合計 20万円 - 負けトレード合計 10万円 = 差し引き10万円の利益 となります。

勝率がたったの50%でも、リスクレワード比が高ければ大きく勝ち越すことができるという例です。

●例2)勝率が高い場合
逆にリスクレワード比が低くても、勝率がそれをカバーできるほどに高ければトータルで勝ち越すことができます。

20回トレードして、平均リスクレワード比が1:1で、勝率が80%だったとします。一回のトレードのリスクは1万円です。

勝率が80%だったので、勝ちトレードが16回ありました。
リスクレワード比は1:1で、1回あたりのリスクは1万円の設定だったので、トータルの利益は、16回 × 1万円 = 16万円になります。

負けトレードは4回ありました。
一回のリスクは1万円なので、負け合計金額は4万円になります。

トータルの損益は
勝ちトレード合計 16万円 - 負けトレード合計 4万円 = 12万円 の利益
となります。

このように、リスクレワード比が1:1でも勝率が高ければトータルで勝ち越すことができます。

優位性についてまとめ

リスクレワード比を追い求めて1回のトレードで大きな利益を狙うのか、勝率を上げて安定感を出すのか、どちらが良いということはありません。

長期的に利益を上げることができるのであれば、どちらのスタイルを選んでも関係ありません。あなたの性格次第です。

どちらのスタイルが良いも悪いもありません。
しかし、あなたがどちらのスタイルなのかは必ず知っておいてください。
勝率を上げて安定感を追い求めるスタイルなのに、大きな利益を取りこぼしたからといって悔しがっているようではいけません。

週末、月末に安定して勝っていればそれでいいのです。
どんなトレードスタイルであろうと、自分の性格を理解し、自分がどんなスタイルなのかを知っていればそれでOKです。

ぼくですか?
ぼくは肝っ玉が小さいので、安定感重視でトレードしています。
トータルで勝ちゃーいいんですよ!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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Filed Under: FX初心者 Tagged With: FX, エッジ, リスクレワード, 優位性, 勝率

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専業投資家。トレード対象はFXと株。スタイルはややゆったり目のスイングトレード。現在トレードのセミオートマ化に取り組んでいます。相場環境の認識と方向性の決定は人間が行い、エントリーシグナルを待つチャート監視にはシステムにさせるのが理想と考えます。

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