主要なサポートライン/レジスタンスラインで価格が反転しやすいという性格のほかにもう一つ重要でおぼえておいてほしい相場の性質があります。
それは、サポートラインがレジスタンスラインに、レジスタンスラインがサポートラインに変わる性質です。
FXのマーケットでは通常サポートラインとレジスタンスラインの間をバウンドするような値動きをします。
一旦サポートラインかレジスタンスラインを明確にブレークアウトすると、それぞれのラインが手のひらを返したようにその役割を変えます。
どういうことかというと、サポートラインを下にブレークアウトすると、それまでサポートラインとして機能していたラインが、レジスタンスラインとして機能するようになります。
反対に、レジスタンスラインが上にブレークアウトすると、それまでレジスタンスラインとして機能していたラインがサポートラインとして機能するようになります。
これはFX相場の基本的な原則です。この原則を使ってトレードの戦略を組み立てていく事になりますので、必ず覚えてください。
FX相場ではこのような値動きが何度も何度も繰り返されています。
とてもシンプルな原則なのでチャートを眺めてみると、いくらでも例が見つかります。
下のチャートでは、サポートラインとして機能していたラインが、下にブレークアウトした途端に手のひらを返したようにレジスタンスラインに変わっています。
逆のパターンも全く同じです。
レジスタンスラインとして機能していたラインが、下にブレークアウトした途端に今度はサポートラインとして機能しています。
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