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日本一即戦力なFXブログ

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デイトレードでは他人がロスカットになるストップ狩りを狙え

By サンチャゴ | 更新日 2015年2月18日

あなたはFXのデイトレードで、いつもストップ狩りの犠牲者になっていませんか?このページでは大口トレーダーが仕掛けるストップ狩りを予測し、コバンザメのように稼ぐデイトレード手法を解説しています。

まずは、どのような相場環境でロスカット注文のストップ狩りが出るのかを解説し、さらに具体的なデイトレードの手法も解説します。

目次

  • ロスカット注文とは
  • ロスカット注文狩り/ストップ狩りとは
  • ストップ狩りが起きやすい時がある
  • FXの流動性が落ちるのはいつ?
    • 時間帯
    • イベント時
    • 季節
    • どうやって流動性が低いことを見分けるか
  • デイトレードで相場の流動性が下がっていることに気づいたらどうすべきか?
    • トレードしない
    • リスクを下げる
    • ストップ狩りを利用して稼ぐ
  • ロスカット注文狩り/ストップ狩りを利用して稼ぐデイトレードの方法
  • フライイング気味にエントリーすることも可能
  • ストップ狩りはレンジのブレークアウトだけではない
  • ロスカット注文狩り/ストップ狩りを利用するデイトレードの手法 まとめ

ロスカット注文とは

ストップ狩り

ロスカット注文とは、トレーダーが損失を限定するために入れている逆指値注文のことです。

たとえば100円で買いポジションを作ったトレーダーがいるとします。
もし彼が損失を5円に限定したいなら、95円に逆指値の売り注文を入れておきます。

そうしておくことで、100円で買った後95円まで下げてきたら、その瞬間に成り行き売り注文が発動し、買いポジションを損切りすることができます。

逆に100円でショートポジションを作ったトレーダーが損失を5円に抑えたいなら、105円に逆指値の買い注文を入れておきます。

100円で空売りした後、105円まで上がってしまったら、その瞬間に成り行き買い注文が発動し、ショートポジションを5円の損失で解消することができます。

これがロスカット注文です。

ロスカット注文狩り/ストップ狩りとは

よほど無謀なトレーダーでない限り、相場に参加しているトレーダーはほぼ全員ロスカット注文を入れています。

長期のトレーダーならロスカット注文を入れないことが多々ありますが、デイトレードにおいてはだれもがロスカット注文を入れています。

そのロスカット注文がどこに入っているのかは、チャートを読むとある程度予測できます。

  • 直近の高値(スイングハイ)を抜けたところ
  • 直近の安値(スイングロー)を抜けたところ
  • きりの良い数値を超えたところ
  • きりの良い数値を割り込んだところ

このようなポイントにロスカット注文が入っていることが多いです。

また、大口のトレーダーは独自の情報網を使い、どの値段にどのくらいのロスカット注文(ストップ注文)が入っているのかを把握していると言われています。

ストップ狩りとは、大口トレーダーが価格を吊り上げたり吊り下げたりして、何もしなければ本来到達しなかった価格まで値を動かし、多くの人がロスカット注文を入れているポイントに到達させ、ロスカット注文を発動させることです。

大口トレーダーは何故そんなことをするのでしょうか?

あなたが大口トレーダーならどうするか?
を考えてみるとわかります。

あなたがどこかで仕入れてきたiPhoneを売りさばきたいとします。

自分の街で売ろうとすると、価格は3万円。
しかし隣の街まで持っていけば、3万5千円で売れるとすると、あなたならどうしますか?

もちろん隣町まで持って行って全部売りさばくでしょう。

FXでも同じです。
ある価格まで吊り下げることで、そこで大量の成り行き売り注文が出ることを知っているなら、それを利用して一儲けしようと企むのはごく自然な流れです。

例えば、今100円の価格を付けている状態だとします。
大口トレーダーは95円にロスカット注文が大量に入っていることを把握しています。95円まで価格を下げたら、その瞬間に大量の成り行き売り注文が出てくるのを分かっているのです。

このような場合、相場を動かすことができるレベルの大口トレーダーならどうするでしょうか?

もちろん、強引に売りを浴びせてとにかく95円まで吊り下げるでしょう。

その過程で大量の売りポジションを持つことになります。100円から95円まで価格を吊り下げるとすると、その過程で平均値が97円程度の大きな売りポジションを持つことになるでしょう。

そうなると、彼らは97円よりも低い値段で、この巨大な売りポジションを利食いしなければなりません。

闇雲にやっていたなら、首尾よく全ての売りポジションを97円よりも下の値段で利食いすることはできないでしょう。

しかしこの場合、95円まで吊り下げるとその瞬間に大量の成り行き売り注文が出てくることが分かっています。その成り行き売り注文を使って平均値97円の巨大な売りポジションを利食いすることができます。

これが、大口が仕掛けてくるロスカット狩り、ストップ狩りと言われる現象です。

ストップ狩りが起きやすい時がある

大口のイメージ

どんな時でも好きなように相場を操縦できるのであれば、大口トレーダーのやりたい放題です。

FXともなれば、相場に参加しているトレーダーの数は半端ではありません。いろんな立場のトレーダーが相場に参加しているので、大口トレーダーといえど、そうそういつも相場操縦をできるわけではありません。

このように参加者が多く、売買が活発に行われている相場のことを、「流動性の高いマーケット」と言います。

流動性の高いマーケットでストップ狩りをするのは困難です。吊り下げようとして売り注文を浴びせても、買い手がたくさんいるので、好きなように値を吊り下げることができないからです。

しかしどんな相場でも、相場参加者が少なくなって流動性が落ちる時があります。
そのような瞬間を狙って大口はストップ狩りをやってきます。

FXの流動性が落ちるのはいつ?

ではどんな時に相場の流動性が落ちるのでしょうか。

時間帯

まず、時間で言うと、ニューヨークセッションの終盤からオセアニアセッションにかけての時間帯です。

次に、アジアセッションの後半からロンドンセッションが始まるまでの時間帯。
この2つの時間帯は基本的には流動性の低い時間帯です。

FXのデイトレードをやる人はこの2つの時間帯に注意する必要があります。

イベント時

ニュースや経済指標発表の直前と直後はFX相場の流動性が落ちます。ニュースや経済指標の結果次第でどちらに値が飛ぶのか分かりません。それにスプレッドも広がっています。ですからその時間帯には「様子見」のデイトレーダーが多くなります。

デイトレードをするなら指標発表の瞬間を避けるようにするのが一般的です。

季節

主要な国の休日で銀行が休みの日、夏休みの期間(8月)、クリスマス、元旦。
上記の期間は全体的に流動性が下がるので、ストップ狩りが起こりやすくなります。

どうやって流動性が低いことを見分けるか

上記以外にも流動性の低い状況は突然やってきます。
デイトレードにおいて、「流動性が低い」状態をどのように見分ければよいのでしょうか。

価格が10pips程度のレンジの中で動かない。
逆に、50pipsを超えるような乱高下が短時間に何度も起きる。

このような値動きは、相場の流動性が低くなっていることを示唆します。

それ以外にも、デイトレードを長年やっていて常に相場を観察している人には感覚で分かります。

ローソク足チャートの動きの速さで判断できることがあります。また、ティックのペースが普段よりもゆっくりになると「今は何かがおかしいぞ」ということに気づくことができます。

デイトレードの初心者の方には意味が分からないかもしれませんが、デイトレードを1年もやっているとだんだん分かってきます。こればかりは経験を積むしかありません。

デイトレードで相場の流動性が下がっていることに気づいたらどうすべきか?

FXのデイトレードをやっていて、相場の流動性が下がってきたなと思ったら、やるべきことは3つあります。

  • トレードをしない
  • ポジションを持っているなら、一部利食いしてリスクを減らす
  • ストップ狩りを利用して稼ぐ(上級者向け)

トレードしない

デイトレードの初心者にはこれしかありません。
デイトレード初心者が一瞬で口座を吹き飛ばしてしまうのは、流動性が低く乱高下する相場です。最初のうちは最も危険な相場環境を避ける。これが一番賢い戦略です。

リスクを下げる

もしデイトレードのポジションを持っているなら、全部利食いするか、一部を利食いしてリスクを下げることです。

もしくは、ポジションを減らし、ストップ狩りにかからないようにロスカット注文を遠い位置に動かします。

もしくは、相関性の高い他の通貨ペアでリスクヘッジすることです。EUR/USDとUSD/CHFが有名です。私はやらないので詳しい方法は分かりません。

最悪の事態は、一瞬の値動きのヒゲでロスカットになってしまうことです。なるべくそういう事態を避けることが、FXのデイトレードで長く生き残るコツです。

ストップ狩りを利用して稼ぐ

流動性の低い相場だと分かっていて、さらにロスカット注文が入っていそうな価格が分かっているなら、デイトレードの良い戦略があります。大口の戦略に乗っかってコバンザメのように稼ぐ方法です。

詳しい方法は次のセクションで解説します。

ロスカット注文狩り/ストップ狩りを利用して稼ぐデイトレードの方法

次のような場合には大口のストップ狩りを見越してエントリーするデイトレード手法が有効です。

  • 流動性が低い時間帯であること
  • 「ここにロスカット注文が溜まっている」というのが分かりやすいエリアがあること

この条件を満たしている場合、そこで大口のストップ狩りの動きが出やすいです。その動きを利用して優位性のあるトレードをすることができます。

まずは下のチャートを見てください。

流動性の低い相場のストップ狩り

薄いピンクがアジアセッション、水色がロンドンセッション、薄紫がニューヨークセッションです。
ロンドンセッションとニューヨークセッションのオーバーラップ(かぶっている部分)が終わったあと、ニューヨークセッションの終盤には流動性が一気に落ちます。

流動性が落ちたときに、目の前に多くのトレーダーのロスカット注文が溜まっていると、大口トレーダーはそのロスカット注文を狩りに来ます。

この日はアジアセッションもロンドンセッションもレンジ相場でした。
レンジの下の方で買って上の方で売るといったデイトレードの戦略がうまくいく相場です。

ですから多くの人が赤丸の位置で買い、その少し下の「ロスカット注文が溜まっているエリア」となっている位置にロスカット注文を入れています。

多くのデイトレーダーが、「レンジの下の方で買って、上がったところで利食いしよう」と思っているのです。

ニューヨークセッションの終盤ですが、レンジの低い位置まで下がってきているので、たくさんのデイトレーダーが買っています。

しかしなかなか上げることができません。買っているトレーダーは、レンジの下値を割り込んだ位置にロスカット注文を入れ、「頼む、上がってくれ!」と固唾をのんで見守っていることでしょう。

こうなると、大口のストップ狩りの条件が整います。

「ニューヨークセッションの終盤は流動性が少なくなってストップ狩りが起きやすい」ということを知っているトレーダーは、ストップ狩りが始まる直前か、その瞬間に空売りします。

このチャートの場合だと、さらに下に前日のロスカットが溜まっているエリアもあるので、ロスカット注文がさらなるロスカット注文に火をつけ、ドミノ倒しのように連鎖しそうなのがわかります。短い時間で20~30pipsは下がるだろうなと予測できます。

このトレードのエントリーと利食いは下のチャートの解説の通りです。
リスクレワード的にはそれほど良くありませんが、勝率は65%ぐらい期待できる局面なので、長期的には勝てる優位性のあるエントリーとなります。

ストップ狩りを利用したトレード

注意して頂きたいのは、この状況は利益を伸ばせる状況ではないので、指値できっちりと利食いをすべきだということです。

ストップ狩りの値動きに乗るだけです。ストップ狩りが終わると、元の価格に戻って何事も無かったかのごとく一日が終わります。

フライイング気味にエントリーすることも可能

ブレークアウトが始まったのを確認してからエントリーするのが基本ですが、レンジ下限での値動き次第では、フライイング気味にエントリーすることも可能です。

このような局面で、何度も何度も上げようとする試みが失敗するような動きが見られる場合には、ブレークアウトする前にフライイング気味にエントリーするのもありです。(下のチャートを参照)

フライイング気味にショート

レンジ相場の戦略は「レンジの下の方で買って、上の方で売る」が基本です。しかしいつも同じことをやっていればよいわけではありません。場合によっては、今回紹介した戦略のように、その真逆をやる必要があります。

相場の流動性を意識し、大口がストップ狩りをやってきやすい状況なのかを見極め、しかるべき戦略で相場に臨みます。

このような読みができるようになれば、ワンランク上のデイトレーダーになることができるでしょう。

ストップ狩りはレンジのブレークアウトだけではない

今回はレンジブレークアウトになるストップ狩りを解説しました。しかしストップ狩りはそれだけではありません。

ニューヨークセッションの前半までに一方的な動きが出たあと、何度か相場を反転させようとする試みが見られたけれど、その結果が出ないような場合です。

その状況で流動性の低い時間帯に突入すると、より焦っている側がストップ狩りの餌食になります。この場合だと、逆張りを試みたトレーダーの方が焦っているので、トレンド方向にもうひと伸びするのです。本来ならばトレンドは終わっていたかもしれないのに、ストップ狩りの分だけ伸びるということです。

このように、多くのトレーダーが何かを必死でやろうとしているのに、その結果が出ないままに流動性の低い時間帯に突入すると、そのトレーダー達のロスカット注文がストップ狩りに遭いやすいということです。

ロスカット注文狩り/ストップ狩りを利用するデイトレードの手法 まとめ

ロスカット注文とは、トレーダーが損失を限定するために入れている逆指値注文のこと。

ロスカット注文がたくさん入っている価格は、チャートを読めばある程度分かる。
また、大口トレーダーは裏の情報網を使ってその正確な位置を把握している。

ストップ狩りとは、大口トレーダーが価格を吊り上げたり吊り下げたりして、何もしなければ本来到達しなかった価格まで価格を動かし、多くの人がロスカット注文を入れているポイントに到達させ、ロスカット注文を発動させることです。

いつもストップ狩りが起きるわけではなく、流動性が下がっている時にストップ狩りが起きやすくなる。

流動性が下がってストップ狩りが起きやすいのは

  • ニューヨークセッションの終盤
  • アジアセッションの終盤
  • イベント時
  • 休日、夏休み、クリスマス、年末年始

FXのデイトレードにおいて、流動性が低くなっている相場の特徴は

  • 価格が10~20pips程度のレンジの中でウダウダと動いている
  • 逆に、50pipsを超えるような乱高下が短時間の無い打に何度も行ったり来たりする

相場の流動性が下がっているときにすべきことは3つ

  • トレードしない
  • ポジションを持っているなら、一部利食いしてリスクを減らす
  • ストップ狩りを利用して稼ぐ(上級者向け)

大口のストップ狩りを利用して稼ぐ方法もある。それは…

流動性が低い時間帯に、「ここにロスカット注文が溜まっている」というのが分かりやすいエリアを見極める。

そこではストップ狩りの動きが出やすいので、ストップ狩りが出ることを見越した戦略でトレードする。

多くのトレーダーが何かを必死でやろうとしているのに、その結果が出ないままに流動性の低い時間帯に突入すると、そのトレーダー達のロスカット注文はストップ狩りに遭いやすい。

以上で「ロスカット注文狩り/ストップ狩りを利用したデイトレードの手法」の解説を終わります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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専業投資家。トレード対象はFXと株。スタイルはややゆったり目のスイングトレード。現在トレードのセミオートマ化に取り組んでいます。相場環境の認識と方向性の決定は人間が行い、エントリーシグナルを待つチャート監視にはシステムにさせるのが理想と考えます。

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