前回の「FXトレードメンタルメール講座第1回」では
トレードで成功する鍵は「心構え」にある
FXで安定して勝つためには「変態的な心構え」が必用である
といったことを解説しました。
第2回では、トレーダーとはどんな仕事なのか?
ということについてお話ししたいと思います。
専業FXトレーダーとは、プロフェッショナルな意思決定者である
FXトレーダーであるということは、プロフェッショナルな意思決定者であるということです。
相場では次々とチャンスが現れては、去っていきます。
考えてみてください、それぞれの通貨ペアは週5日24時間
上がったり下がったりを繰り返します。
その中で何度も何度もエントリーするチャンス、損切りするチャンス、
そして利食いするチャンスを与えてくれます。
相場は私たちに意思決定するチャンスを絶えず与え続けているんです。
素晴らしいトレーダーとは、度胸のある人でもなく、知識が誰よりもある人でもありません。
素晴らしいトレーダーとは、素晴らしい意思決定をするトレーダーです。
彼らはただ素晴らしい意思決定ができるだけでなく
必要なときに、すこしも恐れず、疑わず、素早く意思決定することができます。
プロのトレーダーは2、3回連敗したからといって、自分のトレード手法を
疑うようなことはしません。
一回一回の結果がどうであれ、淡々と自分が正しいと信じる意思決定をするだけです。
コンスタントに安定して勝ち続けるには、首尾一貫した意思決定をし続けなければならない
ということを、心から理解しているんです。
よく、システムトレードなら難しい意思決定をしなくても大丈夫!
みたいなことを言っている人がいますよね。
あれは全くのウソです。大バカ野郎の戯言ですよ、あれは。
システムトレードはプログラムがエントリーしてくれるとはいえ、その運用を開始するのは”あなた”です。
そして、いずれそのシステムがうまく行かなくなり、停止すべき時になったらストップするのも”あなた”です。
いちど運用開始のボタンを押したら一生儲かり続けるなんてシステムは
存在しませんよ。絶対にね。
どんなシステムもずっとうまくいくものなんてありません。
相場環境によってシステムを頻繁に入れ替えていくシステムトレーダーが
優れたシステムトレーダーです。
システムを入れ替える時の意思決定は裁量ですから
結局、裁量トレーダーもシステムトレーダーも意思決定が全てなんですね。
ですから、優柔不断な人はトレードで成功することは難しいです。
経営者に向いているような人、つまり迅速に意思決定ができる人がトレーダーに向いています。
その意思決定が間違っていたとしても、落ち込んだりせずに「次行ってみよう!」と言える人です。
トレードとは毎日淡々と繰り返す仕事ではありますが、工場の流れ作業のような感覚ではないということを知っておいてください。
即戦力なFXトレードメンタル講座 もくじ
- 即戦力なFXトレードメンタル講座 ~はじめに
- トレーダーとはどんな仕事?
- FX初心者が簡単に大儲けして仕事を辞める!?
- 自分で決めない限り相場にはルールがない
- トレードプランを信じる
- 100%正しいトレード手法なんて存在しない
- 不確実性と向き合う
- 自分のトレードに責任を持つ
- トレーダー的思考は人間にとって不自然だったりする
- いくら相場の勉強をしても解決しないことがある
- お金は判断を狂わせる~対処法は?
- FXトレーダーの敵 「欲」と「恐怖」 を乗り越える方法
- 全てのFXトレーダーが持つべき4つの心構え(マインドセット)
- 身体的、精神的に100%の状態でトレード
- おめでとう! トレードメンタル講座修了