相場で起きる「あり得ない値動き」にうんざりしていませんか?
もしそうなら、相場が何なのか?について考え直してみる
良い機会かもしれません。
相場の目的とはなんでしょうか?
相場の本来的な目的は、売り手と買い手を出会わせて取引を成立させることです。
しかし相場はある意味巨大なポーカーテーブルでもあります。
投資銀行やヘッジファンド、そして我々のような一般投資家が同じ土俵で
プレーする巨大なポーカーテーブルです。
ポーカーというゲームは「ダマシ」が横行するゲームです。
というか、「ダマシ」が本質だといっても良いです。
自分が強いハンドを持っていたら持っていないふりをする必要があります。
逆に弱いハンドしか持っていなくても、強いハンドを持っているふりをすることもあります。
そうしないとポーカーでは勝てません。バカ正直では勝てないのです。
相場でも、だましのブレークアウト、吊り上げ、振るい落とし
などダマシの値動きがしょっちゅう起きます。
相場は巨大なポーカーテーブルなのですから、
ポーカーと同じように「ダマシ」があるのが普通です。
ですから「ダマシ」の動きがあることを見越してトレードしないと、
いつも騙される方になってしまいます。
ダマシのことを良く知らない人にとってダマシの値動きは最悪です。
「普通に考えたらここから上がるはずなのに上がらない」
「教科書通りのエントリーがロスカットになったところから上げ始める」
「いつも自分の売りポジションがロスカットになったところから下げ始める」
そういったイヤラシイ値動きの餌食になり、
頭をかきむしってばかりの毎日になってしまいます。
しかしあなたが「ダマシ」の値動きのことを知り、
その対処方法をマスターすれば、逆にダマシの値動きを利用して稼ぐことができるようになります。
素直な値動きの時もありますし、だましばかりが起きる時もあります。
問題はどちらを相場のデフォルト(標準)とするかです。
相場を「みんな仲良し、みんなで儲けましょうね^^」という場所だと思うなら、
素直な値動きを想定した手法でトレードするのがよいでしょう。
しかし相場を「世界でもっとも厳しい巨大なポーカーテーブルだ!」と思うなら、
私のように、「トラップが起きるのが普通ですよ」という考え方の
トレード手法をマスターするべきです。